私の2次情報。

渋谷のITベンチャーで働くゲイが、フィールドワークとかニュースで見つけた1次情報に、解釈を付け加える。主観的だし、正しくない。

検索不可能性の高いコンテンツ(SEO対策しないコンテンツ)が価値が高くなる。

SEO対策をしないコンテンツの方が価値が高い

今日の話は、googleで検索しても出てこないコンテンツ、SEO対策を施していないコンテンツのほうが価値が高いんじゃないの?って思う話です。

そういう流れは出てきていると思っていて、僕の尊敬している夏野剛さんは下記のようなブログ?を更新しています。

夏野剛のググっても絶対出ないハナシ


夏野剛のググっても絶対出ないハナシ | 動画 | 東洋経済オンライン | 最先端のビジネスパーソン、起業を目指す方必読の動画が満載。

検索可能な(SEO対策をした)コンテンツって価値が低いんじゃないか?と思いました。

 

SEO対策をしたコンテンツとはどういったコンテンツか?

seo対策を行ったコンテンツは、すでに検索されたことのあるKW(キーワード)に対して、こういうニーズがあるんじゃないか?とKWに対応したコンテンツを作成します。

そして、これには大きく3つの特徴があると思います。

  1. すでに存在している・顕在化しているニーズに対してのコンテンツになる
    ユーザーが検索している訳だから、ユーザーはそのニーズが欲しいと思っている。
  2. すでに存在しているKWで作るため、競合も似たようなコンテンツを作成し、似たようなコンテンツが溢れる
  3. KWに対策するためのコンテンツになり、その先にビジネスがあるため、KWに対応しただけの浅いコンテンツが生まれ、コンテンツ自体として価値、面白さで完結しない、打算的な流入経路としてコンテンツができる。

例えば、留学情報を集めているとしましょう。例えば、「オーストラリア 留学 メリット デメリット」の検索結果は下記のような形になります。

一位のコンテンツの目次は下記のようなもの。
メリット・デメリットと検索していますが、留学のマージンで稼いでいるビジネスであるため、3にあるようなコンテンツ自体として、デメリットなどの不利な情報は載っていません。

オーストラリアに留学するメリット、なぜオーストラリア留学なのか?

オーストラリアに留学するメリット
オーストラリア留学の安全性
オーストラリアは、他の人気国と比較して留学するには非常に安全な国として人気があります。...
オーストラリア政府の留学生の保護制度
.....

 

2位のコンテンツは下記のようなもの。
メリットとデメリットはまとめられていますが、留学に対する一般的なものでオーストラリアに関する特記事項はほとんどありません。

http://aplac.info/ryu/ryu01(3).html

1-3. 留学のデメリットとメリット
●環境になじむまで
海外生活の経験者ならどなたも実感をもってご理解できると思いますが、自分が今まで生まれ育った国を離れて、言葉も文化も違う環境で暮らしていくことは、それ自体が大きな壁です。...
....

 

3位のコンテンツは下記のようなもの。
こちらもメリット・デメリットがまとまっていますが、デメリットは留学一般的に言えることですし、メリットも1位のコンテンツと似たり寄ったりで、2のようなコンテンツになっています。

オーストラリア留学のメリット

オーストラリア留学のメリット

どうしてオーストラリア留学を選ぶ人が多いのでしょうか?
それは治安が、他の英語圏国よりも良いからでしょう。...

オーストラリア留学のデメリット

では、逆にオーストラリア留学のデメリットというと何があるでしょうか?
やはり初めは言葉の壁があり、なかなか日常会話をするのが大変だと聞きます。...

 

なぜ検索可能性の高いコンテンツは価値が低いのか?

上記のような例でもわかるように、3つの特徴で価値が下がります。

私が特に注目したいのは、1つ目のコンテンツです。それは、検索可能性の高いコンテンツは、ユーザーが言語化できていないニーズには対応できない。ということです。

ただ、よく言う話で、言語情報と非言語情報は5:95で、13倍も非言語情報が多く、ニーズも強いと言われてます。

心理学や脳科学を取り入れた学際的なマーケティング・アプローチ「心脳マーケティング」を提唱するハーバード大学のジェラルド・ザルトマン教授は、「人間は自己の
意識の中で、自分で認識できることは5%にすぎず、残りの95%は自分では認識できていない」と言います。
認識できる5%の意識は、自分自身で言語化することが可能です。
しかし認識できない95%は、意識をもっているにも関わらず、言語化されず非言語のままです。
これが「自分では言語化できない感情」です。

「「意識の95%は非言語」に広告の未来があるかも」アドタイ

http://www.advertimes.com/20140521/article157087/2/

それが、インサイトと呼ばれているものです。
インサイトは、より深いニーズで、市場そのものを作り出すような例が多いです。例えば「美魔女」や、「ニアウォーター」なんかはそれだけで市場を作り出しています。つまり、ブルーオーシャンを作り出す=検索ワードを作り出すんです。

SEO対策をするということは、すでに決められたレッドオーシャンの中で、誰がいち早く・見つけられていない箇所を見つけるか?(または見つけられた箇所を奪うか?)という話になり、競争・奪い合い、というモダンな戦い方です。

また別の機会にまとめて話したいですが、WEBマーケティングは、マーケティングと言っておきながら、数値のみで全ての判断を進めていきます。私はそれには非常に疑問視しているんです。すでに言語化(数値化・検索ワード化・データ化)されていないところにこそ、深いニーズが眠っていて、数値やデータだけで進めれば、誰かが勝てば誰かが負けるという、競争で、共創にはなりません。

※それにブログを始めて思ったのは、SEOKWでつくろうとしたコンテンツはつまらなく、下書きに眠っています笑。どういうことかというと、どうしても浅くなってしまうし、抽象度の高い話にしづらいんです。だから、SEOKWで作ったコンテンツの背景にある思想や考え方は哲学書や社会学などの書籍を通して学ぶしかないんですね。

 

検索可能性の低いコンテンツの可能性を秘めた紙媒体。

週刊SPAの編集長に、下記のような質問をしたことがあります。
「記事の効果検証はどうするんですか?」

正確ではないですが、下記のような主旨の返答がきました。
「ハガキでしか、効果検証はできないので、web媒体より全然やりづらいです笑。でも、それが強みでもあります。見せかけの数値でコンテンツが左右されないことが紙媒体の今後の強みです」

素晴らしい!と思ったのと、だから週刊SPAは、面白いのか!と納得したのと。
つまり、数値やデータで掴むニーズは浅いんです。
その奥にある深いニーズを、検索KWから作らないからこそ、面白いコンテンツが作成される。

検索不可能性の高いコンテンツは、今後もっと面白く、そして、それを探せるというコンテキストのあるメディアは価値が出て行くんじゃないかと思いました。